これが薄めて飲む梅シロップです。
商品名が、「紀州産梅ㇵニップ」といいます。
買ったのはずっと前のこと。
生協の宅配で注文したので値段は覚えていません。
4倍に薄めて飲む梅シロップです。
お水で薄めても炭酸で薄めてもどちらでも美味しいです。
写真はテーブルの上で撮りました。
背景は家にあった箱を開いて立てています。
恥ずかしいですねぇ・・・
Magnas 紀州産
ㇵニップ
Honeyp
ノンアルコールドリンク
4倍希釈果汁10%
と、書いてあります。
さて、思い出話しになりますが、我が家には梅の木があったのですよ。
今から30年くらい前に叔父から貰いました。
正直に言うと欲しくなかったのです。
庭は狭いのにすでに何本もの木があって、その上にまた木が増えるのですよぉ。
当時は子供たちも小さかったし夫婦ともに忙しかったしねぇ。
全くの素人ですから木の管理なんて出来ません。
「要らない」と何度も断ったのですけれどねぇ。
間に入った私の母が「もう運べるようにしてあるので貰わないと叔父が気を悪くする。」というのですよ。
母ったら自分の兄なのだから「娘は要らないって言ってるから。」と正直に断れば良いのに、それが出来なくて「早く貰え!早く貰いに行け!」と催促するのです。
そんなわけで我が家に来た梅の木は、デデーーーーんと3m以上もあるノッポさんでした。
こんなのどうやって世話をするんかい?
途方にくれた若き夫婦ふたり。
その後、梅の木はどうなっちゃったの?
家に来た以上は仕方がない。
知識がないので図鑑を読んだり、ネットで調べたり、先輩方に教えをこうたり。
そのうちにコツも掴んで毎年花が咲いて実もなるようになりました。
※まったく花が咲かない年がずっと・・・苦戦しました。
それで、夫は毎年のように梅シロップを作ってくれました。
凄いことだ。
有り難いことだ。
でもはじめの15年位は苦戦の記憶しか思い出せないなぁ。
花が咲かないのは花芽のついた枝を切ってしまうから。
アブラムシが多いのは風通しが悪いほど枝が茂ってしまったから。
私はいつも梅の木を見上げていることが多かったですね。
後半の15年はいつも梅の木と会話をしていました。
子供たちも大きくなって私も時間ができて、ほとんど私が管理していたようなもの。
いつも庭仕事(私の趣味)しながら梅の木を見上げて、そうだ、あの枝を落としてあげよう。
世間で梅の花が咲いたと聞けば、うちの梅は一月ほど遅く花が咲くからもう少し待とう、と花が咲くのを楽しみにしていました。
それがねぇ。
枯れちゃったのよぉ。
木の半分が枯れて枝を落としたのだけどねぇ。
薬を使わないのが私流なので、それが悪かったのか?
仕方がなく根本から切りました。
だから今はありません。
なんというか、なくなったら寂しい。
それなのに、ホッとした。
そんな梅の木でありましたねぇ。